19日 12月 2023
剣道部はそれなり新しい刺激がありましたが、肝心のイップスは治る気配がありませんでした。...
17日 12月 2023
大学の剣道部は、入ってみると新しい発見が多く、これまでとは全く違う世界でした。 練習や独特のお作法はもちろんですが、同学年の部員の半数以上は附属高校上がりで、また残り半分の大学から入学したものの中に、剣道で全国大会に出たトップ選手が揃っており、将来を期待された世代だと言うことがわかりました。...
15日 12月 2023
3月、入学手続きや住む場所を決めるため上京しました。宿は、仕送りをできるだけ自由に使いたかったのと、寝れればいいと考え、教養課程の大学校舎まで徒歩10分、3畳一間、風呂なし、トイレ共同、月1万円という、当時としても破格のボロアパートにしました。そこには地方から出てきて同じ大学に入学したものばかりで、それなりに面白いかもと考えていました。 4月になっても、体調は相変わらずフワフワした捉えどころのない感覚が続いており、新一年生として華やかな入学式にも出席しましたが、やはり何か心から楽しめていない自分を感じていました。 この大学に入りたかった理由は野球に再挑戦することだったのですが、当時自分のイップスはまだ治っていませんでした。このため、入部を躊躇する一方、春の六大学野球が始まると毎日神宮球場へ試合を見に行っていました。野球部には、同じ高校の2つ上の先輩が1名、1つ上が1名いました。また、同学年で自分と同じく一浪したエースが入部していました。5月になり彼らの名前が神宮でコールされる様子を見ると、もういてもたってもいられなくなりました。「とりあえず入部し、イップスはそれから直そう。」そう決意し、私は野球部の合宿所を直接訪れ、入部させてほしいとお願いしました。しかし、対応したマネジャーの返答は、「既に今年の入部希望は締め切っており、許可できない」でした。 なかなか決断が付かなかった分、一度火がついた気持ちは簡単には消えません。考えたのは、「他のオーバーハンドスポーツで肩を直し、また体を鍛えながら、同時にイップスを克服し、その状態になった1年後もう一度野球部の門を叩く」「本気でトライする以上、中途半端な同好会ではなく、あくまで体育会でやる」でした。ここから、これまで未経験の、腕が肩より高く上がり、投球フォームの改善につながりそうな体育会めぐりが始まりました。思いつくままに、テニスやバドミントン、バレー、水泳、などを見て回りました。そしてたまたま体育の授業で剣道を教えていた先生とお話しした際、「ならば剣道をやってみたらどうだ」と言われました。見学に行くと、マネージャーからは「今度入部するのはお前か」という話になっており、なんとなくそのまま入部を決めていました。 この時の私は、「1年で肩を治し、野球に再挑戦する、この部はそのための繋ぎでしかない」と考えていましたが、これは誰にも話すことがない自分だけの決意でした。
13日 12月 2023
野球部の活動が終了し、大学受験にギアチェンジする時期となりました。部活が終わった喪失感や開放感は多少あったものの、相変わらずモヤモヤとした感覚は変わらず、はっきりしない状態でした。それでも、激しい練習から解放され、秋からは少し授業を聞くことができるようになっていました。...
11日 12月 2023
とにかく、激しい練習と寝不足でギリギリの生活を送る日々が続いていました。 中学3年の秋に始まったモヤモヤ感はなくならず、せっかく頑張って入ったはずなのに、高校生活は何をしていても「楽しい」と思えないのです。...
09日 12月 2023
高校に入学し、自転車で通い始めましたが、集中力がなく、ふわふわした違和感を抱えているのは相変わらずでした。 そんな状態でしたが、やっぱり好きな野球を続けたい気持ちが起きてきて、私は野球部に入部することを決めました。...
07日 12月 2023
私は小さい頃から活発な方でした。外で遊ぶのが大好きで、学校から帰ってランドセルを置くと、すぐ外へ飛び出ていくような子供でした。小学校、中学校とも成績も良く、負けず嫌いで何でも一生懸命にやる方でしたので、クラス委員長や生徒会長を任され、先生の信任も厚い方でした。また小学校3年生からは地元の野球チームに所属し、小中ともキャプテンをしていました。 そんな私でしたが、中3の秋、野球を引退し、高校受験にまっしぐらになっていた頃、突然転機が訪れました。 中3になった時、ともかく悔いのないようにやろう、夏の大会までは勉強よりも野球を精一杯やろうと決め、それこそ朝から夜寝るまで野球しか考えないような生活をしていました。そして最後の大会に敗れ、さあ今度は勉強だと切り替えて夏休みから本格的に集中して取り組んでいました。 しかし、秋も深まった頃、何かふわふわした感じがあり、何となく集中力が続かないことを自覚し始めました。持ち前の負けず嫌いが顔を出し、これじゃいけないと自分を鼓舞するのですが、違和感がどうしても抜けません。成績が落ちている訳ではなかったのですが、しっかりやっている手応えがない自分にだんだん自信が持てなくなってきました。 そのまま高校受験を迎え、何とか県内一の進学校に合格することができました。しかし、集中力がなく、ふわふわした違和感は相変わらずでした。本来持っていた明るくハキハキしている部分が影をひそめ、何となく引っ込み思案で自信のない態度をとるようになっていました。
07日 12月 2023
私は中学生から大学生までの約7年間、突然始まったフワフワと捉えどころのない、集中力のない状態に困惑していました。 当時は、自分がどうしてしまったのか原因がわからず、「機能性低血糖症」という言葉も知らず、ただ悔しい思いをしていました。 これは自分の記録ですが、同じような症状に苦しんでいる皆様やご家族の一助になればと思います。